井上詩紀 ソプラノ

井上詩紀 Shiki Inoue  Soprano

 愛媛県出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。パリに留学しトゥール音楽院声楽科最高課程を首席で卒業。

スイス・ジュネーヴ高等音楽院修士課程声楽科に進み、巨匠ナタリー・シュトゥッツマン氏の下で研鑽を積む。

次いでスイス・ベルン芸術大学大学院修士課程(スイス・オペラ研修所)修了。

現在、ドイツの音楽事務所・IOA Management(International Opera Artists)に所属、今後欧州各地でオペラ出演予定。

NHK-FMリサイタル・パッシオ出演。ドイツ・ベルリン在住。

 

 愛媛県高等学校独唱コンクール最優秀賞、同全国大会(瀧廉太郎記念 全日本高等学校声楽コンクール)優良賞。

友愛ドイツリート(歌曲)コンクール学生の部最高位。

 渡欧後、ボルドー国立歌劇場オペラコンクールファイナリスト。

 ブレン・ラルー国際声楽コンクール(ベルギー)第3位、クレドール国際音楽コンクール(仏)第2位 等各種コンクールで受賞。

 

・2016年ジュネーヴ国際コンクール(スイス)本選に日本人で唯一出場。

 ジョルジュ・エネスコ国際音楽コンクール(仏・パリ)ファイナリスト。

 

・2017年、国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール世界大会にスイス代表として本選出場(露・モスクワ)。

 第21回松方ホール音楽賞コンクール松方音楽賞(オペラ部門1位)。

 サルヴァトーレ・リチートラコンクール(伊・ミラノ)第4位。

 

・2018年、ベランコンクール(仏・パリ)第2位及びJeune espoir賞。

 ヌオーヴォカント・オペラコンクール(伊・ミラノ)ファイナリスト。

 

・2019年、Immling国際声楽コンクール(ドイツ)セミファイナリスト。

 第11回ヒルデ・ツァデック国際声楽コンクール(ウイーン国立音楽大学主催)審査員特別賞。

 

・2023年、アニタ・チェルクェッティコンクール(伊)第3位。

 

2024年、ガブリエラ・ベニャチコヴァー国際声楽コンクール(チェコ)優勝、及びスロヴァキア国立歌劇場賞。

コルシカ・リリカ国際声楽コンクール(フランス)審査員特別賞。

トーティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール(イタリア)ファイナリスト。

 

 

 これまでにソリストとしてベートーヴェン「第九」、マーラー「交響曲4番」、ヴィヴァルディ「グローリア」、モーツァルト「ミサ・ブレヴィス」、M.ハイドン「聖レオポルトのミサ」、「ドイツ語荘厳ミサ」等に国内外で出演。

 

 オペラではスイス・ビール/ゾロトゥルン歌劇場にてモーツァルト「ポントの王ミトリダーテ」イズメーネ役で欧州デビュー。

その後ガッツァニーガ「ドン・ジョヴァンニ」でドンナ・エルヴィーラ、ドンナ・アンナ、ドンナ・キシメーナの三役で同劇場に出演。その他「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル、「オルフェオとエウリディーチェ」エウリディーチェ、「ラクメ」「ナイチンゲール」タイトルロール、「メデア」グラウチェ役等で出演。

 2022/23年シーズンにはハンブルク州立歌劇場にてモーツァルト「魔笛」夜の女王役で出演。

 

 

 コンサートではスイスやポーランド、国内外のオーケストラとも共演するなど精力的に活動している。

 パリ・エコールノルマル音楽院、ジュネーヴ高等音楽院、SIGG財団、野村財団2017・2018年度上期、2019年度下期奨学生。これまでに声楽を佐々木典子、菅英三子、小濱妙美、谷村由美子、アンヌ・マリー=ロッド、ナタリー・シュトゥッツマン、ラヴィーニア・ケレケシュの各氏に師事。またパトリシア・プティボン、アラン・ガリショ、ミレイユ・アルカンタラ、ペギー・ブーヴレ氏等のマスタークラスを受講。